ボンジョルノ! 昨年8月からイタリアにあるインターナショナルスクールで2年間の留学生活を送っています。2年間留学中のインターナショナルスクール・UWCイタリア校での日々をお届けしていきます。今回は私の通う学校の特色についてお伝えします。(高校生記者、一丸暖歌・3年)

村の中がキャンパス

学校は「村の中にある」のが大きな特徴です。7つの寮、Science lab(科学実験室)、School Building(理科系以外の授業を受ける)がそれぞれ村に点在しているのです。だからクラスの移動は村の人に「チャオ!」と挨拶をしながらです。空きコマの間には新聞を読むおじいさん達に混じってカフェでコーヒーを飲む人もたくさんいます。バスケコートや体育館は地元の小学校のものを使わせてもらうという共生ぶり! 初めは道に迷うこともありましたが、小さな村なのでそのうち村全体が家のように感じます。

ビーチや森の小道でリフレッシュ

私は政治、芸術、哲学など、これといった詳しい分野がある訳でもありません。留学するまでは意見を言うタイプだったけれど、留学先には弁の立つ人が山程いる…と自信が一気に打ち砕けた時がありました。自分に能力があるのか悩んでいるとき、輝いている友人たちに囲まれるのは中々辛いものがあります。また、一人っ子なので単純にずっと人といるのに疲れた時もありました(笑)

そんな時は、ビーチや森の小道に行って少し自分だけの時間を取り、リフレッシュすることができます。友達に散歩しながらこういった悩みを聞いてもらうこともしばしば。話すにしろ考えるにしろ、静かな環境は大切だと実感しました。

パキスタン人の友達。私の寮の隣にあるドゥイノ城でおしゃべり

校外学習でベネチアへ行ける

特徴的な授業に「World Arts and Culture」があります。その名の通り、芸術を通して世界各国の文化を学びます。毎年一番人気の講義で、残念ながら私は受講できなかったのですが、日本の江戸時代もカリキュラムに入っているそうで浮世絵についてたくさん質問されました。また、イタリアは何と言っても芸術の国ですから、ベネチアやローマ、ミラノへの校外学習で実際の建築や美術を見ることができるのもうらやましいですね。

ベネチアへのフィールドトリップの様子

次回はCASという部活のような活動やボランティアについてお届けしたいと思います。ではでは、チャオ!