隔月発行の「東葛高新聞」や年に1度の活版新聞、新入生向け冊子などさまざまな形で情報を発信する

私たち千葉県立東葛飾高校新聞部は、学校行事や日々の出来事をまとめた「東葛高新聞」を隔月で発行している。(東葛飾高校2年、新聞部長・合田有希)

ラーメン無料になる企画も

記事の中で生徒から最も評判が良いのは「Puzzleの広場」というコーナーだ。部員が作ったオリジナル問題などを掲載し、正解者に抽選で景品を贈呈するというものだ。景品のバリエーションは豊富で、図書カードから地元のラーメン店の学生ラーメン1杯と交換ができる「ラーメン無料券」まで幅広い。

また、春には学校の様子や生活するに当たってのお役立ち情報を紹介する新入生向け冊子「東葛生入門」を配布、文化祭では独自のアンケート調査と部員一人一人が個人で考えた企画を盛り込んだ冊子「東葛Times」を販売するなど、新聞という形態にとらわれず、さまざまな形で校内外に情報を発信している。

兼部多く、ぎりぎりの日程

中でも、部員が気合を入れて取り組むのが、卒業式に合わせて発行する活版新聞。隔月発行の新聞と違い、印刷を外部委託するため絶対にミスや提出期限を過ぎることは許されない。部員のほとんどが兼部をしており、全員が集まる機会が少なく、ぎりぎりのスケジュールでトラブルも多発する中、作り上げる。たくさんの苦労を重ねることもあって、完成した時の喜びはいっそう強く感じられる。

これからは、新コーナーを立ち上げるなど新しいことに挑戦し、より質の高い新聞を全校生徒に届けることを目指していく。

部活データ
部員44人(3年生12人、2年生17人、1年生15人)。活動日は固定していない。活動時間は、放課後が中心だが、早朝に集まることもある。