今年の3年生が受験する「大学入試センター試験」(以下センター試験)は2018年1月13日(土)・14日(日)の2日間、全国で一斉に行われる。河合塾浜松校の校舎長を務める高瀬全代さんからの、センター試験直前の勉強法や生活面でのアドバイスをお届けしよう。

模試の結果を踏まえて受験校を決めよう

12月は志望校を絞り込む時期。模試での得点も踏まえ、具体的に受験校を決めましょう。 目標を再認識することで気分を高め冬休みを迎えることができます。

河合塾では、センター試験で目標の点数に届かなかったとしても、簡単にあきらめずに自分の可能性を信じ、気持ちを切り替えて2次試験対策に臨むよう指導しています。

とはいえ、センター試験終了後は、すぐに国公立大2次試験の出願が始まるなど、思った以上に忙しくなります。予定通り得点できたときは良いのですが、うまくいかなかった場合は気持ちを切り替える時間も必要になり、さらに時間が無くなりがち。

センター試験を利用した入試でも、試験後に出願できる大学もあるので、年内に願書の取り寄せは行っておき、受験校の候補の幅を広げて考えておくのもおすすめです。ただ、第一志望に絶対に受かるという気持ちは持ち続けてくださいね。

試験時間を意識して問題を解く練習を

センター試験の最大の特徴は、記述式の問題が無く、すべてマークシートだということ。短時間でたくさんの問題を処理する練習をしておく必要があります。過去にセンター試験を経験している高卒生は、設問ごとの時間配分や科目によっては解く順序 まで決めている人も多いですね。

また、この時期に「気持ちばかりあせってしまい、勉強に集中できない」という生徒もいます。そういう人は「学習時間を決め、決まった時間は机に向かうようにする」「短い時間にできる勉強を自分の中でいくつか持っておく」のがコツ。自習室や図書館など、集中して勉強できる場所を見つけておきましょう。

また、ついつい苦手科目を後回しにしてしまう人も多いので、科目の偏りにも注意してください。

さらにこの時期は、新しい参考書や問題集を買うよりも、今までやってきたことのおさらいと基本のチェックに重点を置くことがおすすめ。

ただし、受験校の過去問は必ず目を通しておくこと。進路指導室に揃っている高校も多いので、まずはそこで手に取ってみるのも良いでしょう。センター試験後、何から取り組むべきかがわかります。

試験当日はいつも通りの朝を過ごし、脱ぎやすさを重視した防寒対策を

3年生にとっては、(推薦・AOなどを除けば)最初の試験がセンター試験になります。当日の朝は、いつも通りの時間にいつも通りのメニューの朝食を摂り、持ち物を再度チェックしてから家を出ましょう。

会場は暖房が効いて暑すぎる場合もあるので着脱可能な服装にしておくのがポイント。雪などの天候によっては滑りにくい靴に。また、1時間ほど前には現地に着くことが大切ですが、会場外での待ち時間が長くなることも想定し、体が冷えてしまわないように注意してください。

この時期、一番大切なのはうがい、手洗い、十分な睡眠といった健康管理です。夜更かしせず早寝早起きの生活リズムを保つこと。今やれることを日々コツコツと積み重ねて、これまでやってきた自分の力を信じて試験に臨んでください!

1・2年生にもアドバイス

今は苦手科目の克服に重点を置こう

受験する科目が多ければ多いほど、国公立・私立問わず受験できる大学の幅が広がるのが大学入試。そのため1・2 年生のうちは、できるだけ科目を絞らない方が良いです。あまり早い時期に希望の大学に合わせて科目を絞るよりも、「冬の間に苦手を克服する」というつもりで勉強するのがおすすめ。苦手だから、とあきらめるよりも苦手を克服することがその後の自信につながります。「科目の幅が人生の幅を広げる」ぐらいの気持ちでがんばってください。