うみがめクラブのメンバー

福岡・光陵高校うみがめクラブの9人が、地元の海岸に漂着したウミガメの胴体を解剖し、骨格標本を制作した。生徒は標本作りを通じて、ウミガメの体の仕組みを学んだ。
 胴体が漂着したのは6月。甲羅と足ヒレと思われるものが一部残っていた。1カ月ほど水に漬けて肉を軟らかくし、歯ブラシで肉をこすり落とした。骨から肉を剝がして乾燥させるまで2カ月を要した。9月下旬、骨を再び組み立てて標本を完成させた。
 

乾燥させたウミガメの骨

同クラブは地元の海岸で産卵するウミガメの保護活動を目的に、2009年に創設された。だが、ここ数年ウミガメを見る機会に恵まれていなかった。
 吉田祥麻君(3年)は「生きているウミガメを見られる時が来るように願っています」と話した。