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2016年度 優秀賞

大浦 向日葵さん(学校法人聖和女子学院中学校 3年)

 

 

 

 

Q エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

中学2年の夏休みにマララさんの本や「私は13歳、学校に行けずに花嫁になる」という本を読み未来を奪われる2億人の女の子が世界中にいることを知りました。貧困以外の慣習や宗教も影響している身分制度など特にインドへ行きたくなりました。女の子という理由でなぜ?と「バカにしないで」と叫びたくなり、勇気を出してインドへそして、その話をエッセイに綴ればたくさんの人に伝えられると思ったからです。

Q エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

私が出会った不可触民(人として扱われない存在)の子どもたちは夢をみることさえ許されていない、生まれながらに排泄物処理やごみ拾いが職業と決められているが、彼らは、そんな職業になんてほんとうはなりたくない、しかし、インド社会では最も低い身分の扱いを受け逆境の中で困難な暮らしている。わずか1%の願いや望みを信じて一生懸命勉強している姿に夢を見ることや信じることが生きる希望につながることを実感した。

同時に自分も彼らに出会ったことで、将来の夢や目標を立てることができたこと。

Q エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

日本の格差も学力が親の経済力などに比例しているなどと、メディアを通して知るが日本の社会では生まれながらに公平な人権がある。インドでは生まれながらに身分が定められていることを、自分の今の状況と比較して同世代の人たちに考えるきっかけになるといいなと思いながら執筆した。

Q 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

インドの現状を知ってもらえること、尾木先生に会えたこと、モンゴルへ行けること。私のもう一つ夢は世界一周です。毎年2~3か国行きたいですが、それを叶えるためにはできるだけお金をかけないでいけるから。
 全国の人の作品が読める。

Q 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

自分の実体験を書く、話を盛らず事実に基づいて書く。

Q あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

将来は、多言語を操り、世界の環境や平和、女子教育の分野で国際機関の一員になりたいです。春休みはアジア太平洋子ども会議(APCC)国連ハビタット事業でネパールへ行ってきます。JICAの方の講義を受けました。自分たちが企画したゴミの問題の解決になるワークをしに行きます。