昨年の表彰式の様子。

夏休みに取り組みたい高校生向けのコンテスト。文系向け、理系向け、アート系などさまざまな分野があるなかで、毎年1万件以上の応募作品があるのが國學院大學主催の「全国高校生創作コンテスト」だ。今回はこの「全国高校生創作コンテスト」について徹底調査。昨年の受賞作品のポイントなど、特徴に迫ってみた。

どんなコンテスト?

募集作品は短篇小説、現代詩、短歌、俳句のいずれか。「表現者」としての自分の可能性を試すのにぴったりだ。大学としては、「考えること」「思うこと」「感じること」を大事にし、それを自分の言葉で綴ることを続けることで、美しい日本語を学び、身につけてほしいという思いがある。ふだん、当たり前のように使っている言葉を見つめ直す機会を持つと、気づかなかった自分の感性を発見できるはず。2016年度は12,966作品の応募があった。

どんな作品が評価される?

では、「創作」コンテストで、どのような作品が受賞したのだろうか?2016年の表彰作品や審査員の講評を振り返ってみよう。

【短篇小説の部】
 2016年度の表彰式で中村航氏は、「他者から読まれることをどれだけ意識できているかがポイント」「小説は、自分の知っていることではなく、知りたいこと、理解したいことを書くもの」ともコメントしている。

 
 

【現代詩の部】
 審査員の詩人・水無田気流氏は、「『もっともらしく見える言葉』や『価値がありそうな言葉』に、ある意味で抵抗するのが現代詩」と水無田氏。「言葉を、新しいイメージを創造するために使っている」作品が高い評価を得ていると語る。

 

【短歌の部】
 歌人の田中章義氏は、「多少不恰好でも、表現が粗くても、確かな体温と輝きがある歌」や「素朴ながらもぬくもりがある歌」「作者だからこその状況を逃げずにしっかり凝視した歌」などを選んだという。

 

【俳句の部】
 「全体的に、世相を反映した作品が集まったが、単なる報告に終わらず、いかに自己投影できているかというのがポイントだった」と審査員はコメント。

 

表彰は?

受賞者は12月に國學院大学に招かれ、表彰式が行われる。全国から受賞者が一堂に集まる。もちろん、中村航氏(作家)や田中章義氏(歌人)などの審査員も出席。彼らと話すことができるのも貴重な体験だといえるだろう(表彰式の様子はこちらへ)。

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