皆さんは、友人関係で悩んだことがありますか? 仲が良かった友達と、ささいなきっかけでギクシャクしてしまう人は、少なくないと思います。今回は、部活の同級生との関係について、私の経験をお話しします。(高校生記者・Enola=3年)

部長の座を争った部員と険悪に…

私は中高一貫校の部活動で、部長をしています。部活をまとめる立場になり、同級生との付き合い方に悩む日々を送っています。

部長になったのは、高校2年生の中頃。他にも部長に立候補した人(Aさん)がいましたが、多数決の結果、私が部長になりました。

部活で使用しているノートとCD

Aさんとは頻繁に会って話す仲でしたが、部長になった後は避けられるようになりました。私に対して言葉がきつくなることが増え、他の部員ともトラブルがあったせいか、冷たく接することが多くなりました。

そのため、Aさんへの接し方がわからず、話すことを避けるようになりました。部活のことで話さなければならない時も、おびえながら話していました。「どうしたら相手を不快にさせないか」ということばかり考えてしまい、苦しかったです。他の部員が変わらず接してくれたのが救いでした。

相手が不快になる基準が違った

精神的につらい時期が続きましたが、「なぜこうなってしまうのか」と原因を考える良い機会にもなりました。私の場合、原因は主に2つ。1つ目は、「どれだけ一緒にいても、人それぞれ価値観は全く違う」という認識が甘かったことです。

私自身は落ち込んでいるときに人から話しかけられたくないタイプ。Aさんと関わる機会を自ら減らしていました。しかし、部長決めからしばらくたったころ、Aさんから「声をかけてほしかった」と言われたことがあり、感覚の違いを痛感したのです。自分が不快に思う基準と、相手の基準は同じではないことを理解するべきでした。

人それぞれ価値観は違う……

仕事の状況や考えの共有が甘かった

2つ目は、情報共有が足りなかったことです。自分が今どのような仕事をしているのか、何を考えているのか、私は他の人に話していませんでした。それでは他の人からは「私が何もしていない」と見えてしまいます。急用でない仕事を後回しにしてしまい、Aさんから「どうなっているのか」と指摘があって気付きました。

対話の大切さを痛感

この経験を踏まえ、「相手ときちんと話す」ことを心掛けるようになりました。どれだけ仲が良くても、人のことを完全に理解することはできないと思います。わかってほしいことは少しずつでも相手に話していくことが必要です。

相手ときちんと話すことが大切(写真はイメージ)

私の場合は、自分の意見の理由を話したり、反対意見も一度受け止めたりすることで、少しずつ感覚を共有できるようになってきています。これが全ての人に当てはまるわけではありませんし、話すことが難しいという気持ちもよくわかります。私も失敗を繰り返しながら、模索している最中です。

ただ、私の経験が、少しでも皆さんの役に立つことを願っています。