「英語は難しくて話せない」と感じている高校生も多いのではないでしょうか。ですが、英語が苦手でも話さないのはもったいないです。「話してみる勇気」が自分を変えてくれます。私がカナダ留学で学んだ、英語でのコミュニケーション方法を紹介します。(高校生記者・えび=2年)

英語が伝わるか不安でいっぱい

私は今年の夏に約1カ月、「世界に行って視野を広げること」を目的に、カナダに留学しました。初めての海外留学だったので、最初は不安でいっぱいでした。英語に苦手意識があり、現地の人に自分の言葉が伝わるか心配でした。特にホームステイでは、ホストマザーと意思疎通ができないのではないかと不安を抱いていました。

カナダ留学で訪れたビクトリア

話さなければ伝わらない

それでも、行くからには積極的に英語を話すと決めていました。最初は上手に話そうとしても言葉が出てこず、黙ってしまう時がよくありました。しかしある日、ホストマザーに「何か言ってくれないと分からない」と言われ、話さなければ伝わらないと気付きました。

「とにかく話してみよう」と思い、支離滅裂でも言葉をつなげてみました。すると、ホストマザーは意味を理解しようとしてくれて、結果的に気持ちを伝えられました。意思疎通できた時は、言葉にできない達成感と充実感を覚え、「もっと英語を話せるようになりたい」と思いました。

大切なのは「伝えたい気持ち」

カナダ留学で実感したのは、正しい文法で話すことだけが英語ではないということです。大切なのは、積極的に英語で話そうとする姿勢です。現地の人たちは、文法が間違っていても単語や表情から意味をくみ取ってくれました。黙っていては何も伝わらないけれど、伝えようとする努力があれば相手に届くと分かりました。恐れずに声に出して話す勇気が、英語力を伸ばす第一歩だと感じます。

えび 東京都在住。アイドルが大好き。推しは櫻坂46の森田ひかるさん。Webメディアのライターが夢。