分厚い教科書やタブレットなど、高校生のかばんはいつもパンパンです。荷物を減らして軽くするためのコツを、高校生記者に聞きました。

【1】プリントをデジタル保管

翌日に必要な教材は置き勉し、予習や復習で使う場合は写真を撮ります。プリントや教科書の画像をタブレット端末にまとめて保存しています。知りたい内容をすぐに取り出せ、写真に直接書き込めるので紛失の心配もなく、とても便利です。(あまね=1年)

デジタル管理して荷物を減らす

【2】小さいカバンで詰めすぎ防止

カバンの大きさを小さくして、詰め込みすぎないようにしています。問題集は1冊に絞って持ち歩き、どの教科を勉強するか迷う時間も減らしています。以前は各教科を別々のバインダーファイルに入れていましたが、単元ごとにまとめて一つのファイルにしたところ、パンパンだったカバンがすっきりしました。(つぐみ=1年)

【3】タイヤ付きリュックを使う

底にタイヤがついているリュックを使っています。スーツケースのように転がせるので、肩に負担がかかりません。階段では持ちあげる必要がありますが、通学がとても楽になりました。(エリース=2年)

タイヤ付きのリュックを使う(写真・エリース)

【4】「意外と重い持ち物」を確認

筆箱やプリントの入ったファイルは、家に持ち帰っても使わない日が多いのではないでしょうか。パソコンや資料集ほどではないように思えますが、実は「意外と重い持ち物」の上位に入ります。不要な日にはロッカーに置いて帰ると、通学がずっと楽になります。(雫=2年)

家で使わないものは学校に置いて帰る

【5】置き勉して学校で勉強する

私の教科書はどの教科もA4サイズで約1000ページあり、持ち帰るのは危険なほど重いです。テスト期間以外はロッカーに保管しています。朝早く登校して放課後も学校で勉強するようにし、家に持ち帰る教材はできるだけ薄いものにしています。(しまりす=2年)

置き勉した教科は学校で勉強する(写真はイメージ)

【6】単語帳だけ持ち帰る

家で使わない教科書やノートは学校のロッカーに入れたままにして、単語帳だけ持ち帰り通学カバンを軽くしています。通学中にチェックしたい単語帳は小さくて軽いので、持ち歩きに最適です。(えび=2年)