注目の新技術「音声認識」 家電をどう変えるか

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米アマゾン・ドット・コムが開発したAIによって声で家電を操作できる端末「エコー」(アマゾン・ドット・コム提供)

韓国LGエレクトロニクスがアマゾンの音声技術を使って開発した冷蔵庫。画面のレシピを見ながら、声で買い物の注文ができる(LGエレクトロニクス提供)

AI搭載製品が存在感

 1月に米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「CES」(セス)では、家電や自動車に人工知能(AI)を搭載した製品が続々と公開された。

 中でも、音声認識技術を利用し、対話を通じて室内の家電を操作したり見たい写真や映画をテレビに映したりしてくれる卓上ロボット、声で指示すれば食材をネット通販で購入する冷蔵庫などが登場、関心を呼んだ。

 自動車向けでは、光学的にドライバーの顔の振動を読み取って、騒音の中でも音声による指示の精度をより確実にする技術も紹介された。

翻訳や介助にも応用

 音声認識は近年、注目される技術の一つで、さまざまな方面に応用されている。駅や空港に設置するメガホン型の自動翻訳機は訪日外国人の増加で需要が見込まれている。また、目の不自由な人の生活を手助けするウエアラブル(身に着けられる)端末や、高齢者や障がい者の暮らしに役立つロボットやトレーニング機器の開発も進む。

 CESは1967年にニューヨークで始まり、今年が50年の節目。世界の家電メーカーやIT企業、自動車大手が集まって開発中の技術を展示し、世界にアピールする。今年は過去最大規模の3800社以上が出展、日本からも約50社が参加し、惑星探査機やロボットの電子部品、ウエアラブル端末などを展示した。

(高校生新聞 2017年3月号から)

 

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