4月に始まるNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインを演じる能年玲奈さん(19)。オーディションに集まった1953人の中から選ばれ、高校生の海あま女さん役に挑戦する。女優になるため、親の反対を押し切って東京の高校に進学した話などを聞かせてくれた。 (文・中田宗孝、写真・玉井幹郎)

能年さんが演じるのは、内気な高校2年生の天野アキ。物語の中で、アキは東京から岩手へ転校して高校生活を過ごすことを決意する。一つのことに夢中になると周りが見えなくなるアキの性格を「私と似ている」と能年さんは話す。「女優になりたいと思い、大反対した母親をなんとか説得して、高校入学と同時に兵庫から上京しました。あの頃は、ここから抜け出したい、自分を変えたい、といつも思っていたんです」

アキはいつも必死で真っすぐにしか進めない、ちょっと不器用な女の子だが、「物語ではそれがどんどん魅力になっていくんです!」と力を込める。「高校生の皆さんも、友達との関係や恋愛に悩むアキちゃんの姿にとても共感できると思います」

演技と併せて「海女」にもチャレンジしている。「プールで潜水特訓をしてから静岡県の伊豆で海洋実習に取り組み、本番に臨みました。素潜りでこんなに長く息を止めるとは思わなくて……。うまくできるか不安でしたが、何度も潜っているうちに楽しくなりました。海の中で遭遇したクサフグやイカの大群がかわいかったです(笑)」

女優の仕事については、「私は仕事をしていないときの自分よりも、映像に映っている自分の姿を見ると『生きているな!』と実感できる。だから、これからもお仕事を頑張りたいです」と意気込んだ。

最後に能年さんから高校生へのメッセージをもらった。「4月から受験生になったり先輩になったり、これまでと環境が変わると思いますが、そういう状況を楽しみましょう!

そして、自分を磨きながら夢や目標に向かってすてきな毎日を過ごしてくださいね」

 

のうねん・れな 1993年7月13日、兵庫県生まれ。女優業のほかに、TOKYO FMで放送中の「SCHOOL OF LOCK!GIRLS LOCKS!」のパーソナリティーも担当している。