山口直紀選手(青木美帆撮影)

10月に長崎で国体少年男子バスケット競技が開催された。単体チームでなく数校の混成チームで挑むことが多い国体バスケット競技は、インターハイ(全国高校総合体育大会)やウインターカップ(全国高校バスケットボール選抜優勝大会)未出場の好プレーヤーが多く躍動する。全国大会のレベルを肌で感じた6人に話を聞いた。(文・写真 青木美帆)

山口直紀(京都選抜#10 城陽3年)「全国の経験、チームに教える」

――今日の試合(準決勝・茨城戦。90-95で敗戦)は激戦でした。
 前半はディフェンスが良かったと思うけれど、後半から「いけるな」って油断がちょっと出てきてしまって…。それでやられてしまいました。
 
――昨日まではプレータイムがあまり多くなかったですが、今日は先発出場。茨城の得点源・本村亮輔選手(土浦日大高3年)に素晴らしいディフェンスを見せました。監督にはどのようなことを指示されましたか?
 とにかくディフェンスとリバウンドを頑張れと言われたので、ボールを見ながら4番(本村選手)を必死に守ろうという気持ちでした。でもディフェンスが近くても自分のシュートをしっかり打っていた。すごいと思いました。
 
――洛南高校の中に1人だけ他校から選出されました。どのようなところが評価されたと思いますか?
 力強いプレーと、一番頑張っているディフェンスが評価されて選ばれたのかなと思います。
 
――ここで得た経験を、今後はどのように生かしたいですか?
 レベルが高い人たちとやれたので、それをチームメイトに教えてあげて、チームをレベルアップさせられたらいいなと思います。(2014年10月21日取材)
 
(プロフィル)
山口直紀(やまぐち・なおき)
京都・城陽高校3年。京田辺市立培良中。183㌢80㌔。ポジションはパワーフォワード。チームでの最高成績は県2位。