毎年50万人以上が出願する「大学入試センター試験」(以下センター試験)。2016年度は1月16日(土)・17日(日)の2日間、全国で一斉に行われる。国公立大学の1次試験の意味合いがあるとともに、現在、約9割の私立大学でセンター試験を利用した入試を実施している。センター試験を受験する大きなメリットは、一度の受験で複数の大学・学部を併願できること。積極的に活用して志望校受験のチャンスを広げよう。

センター試験とは?

独立行政法人大学入試センターが実施する共通試験で、2015年度は約56万人が受験した。出題教科・科目は「国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」「外国語」の6教科30科目。受験生はこの中から、志望する大学が指定する教科・科目を選択して受験する。出題形式はすべてマークシート方式だ。

チャンスが広がるセンター試験

国公立大学の多くはセンター試験を1次試験的な役割として、5(または6)教科7科目を課し、受験生はその結果をみながら志望大学へ出願する。センター試験と大学独自の2次試験の総合点で合否が判定される。

 一方、私立大学は多くの大学でセンター試験を利用した入試を行っており、受験生にとってはチャンスが広がっている。多くはセンター試験の成績のみで合否判定が行われるため、その成績のみで複数の大学や学部を受験できるほか、志望大学が遠方の場合などは交通費・宿泊費といった金銭面でも節約をすることができるためメリットは大きい。

 センター試験利用入試の出願期間は大学によってさまざまで、センター試験前に出願が締め切られる場合もあれば、センター試験後でも出願が可能な場合もある。また、一般入試などに比べ募集人数が少なく、高倍率になる傾向があるため、よく調べておこう。

センター試験の変更点

前年に「理科」と「数学」が新課程対応になったのに続き、2016年度センター試験では、「国語」「英語」「地理歴史」「公民」が新課程となり、これですべての教科が新課程に対応した出題となる。また、科目選択の方法が複雑な「理科」に関しては、前年に引き続き、特に注意が必要だ。

試験問題対策のポイント

センター試験は試験時間に対して問題数が多いため、スピーディな解答が求められる。そのため、過去問を解く際は、解答順や大問ごとの時間配分などを意識しながら解くことが大切だ。志望大学の合格ラインに応じ、目標得点を設定することも忘れずに!

センター試験当日のアドバイス

試験中は、当然のことながら携帯電話を時計として使用することは認められていない。そのため、腕時計は必ず持参するようにしよう。

 また、会場によって空調設備に差があるため、温度調節のしやすい服装にするなどして、会場の温度に対応できるように準備しておくことも大切だ。その他の持ち物や注意事項については、センター試験の「受験案内」できちんと確認しておこう。