1月の全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)に3年連続出場した伊勢崎高校男子バレーボール部。今年度も全国の舞台を目指す。 (文・写真 田中夕子)

文武両道を掲げる進学校だ。個人の勉強時間を確保しなければならないため、平日は2時間しか練習に費やせない。

渡瀬洋治監督は「個人の技術向上のために基礎練習をしたいが、限られた時間を有効に使うために実戦形式の練習が中心」と話す。練習メニューは、サーブレシーブからのコンビネーションや、6対6のゲーム形式が多い。19人の部員が集中して取り組んでいる。主将の阿久戸信宏君(3年)は「授業中は勉強に集中して、部活の時はバレーのことだけ考える。気持ちを切り替えて臨むことが、両方でプラスになっている」と言う。

今年のチームはレギュラーのほとんどが2年生。中学時代に全国大会で準優勝を果たすなど経験豊富な面々がそろうが、エースの須貝祐介君(2年)は「中学と高校は全然違う。もっとスパイクの力をつけないと高校では勝てない」とさらなるレベルアップを目指す。

目標はインターハイと春高バレーへのダブル出場だ。