学校の先生とのかかわりは、高校生活にとってとても大きな問題です。生徒と先生がお互いに歩み寄って、納得した高校生活を送ることができるのが理想。高校生に先生への要望を聞きました。(福元まりあ)

まず挙がったのは、「先生は生徒の話を聞いてほしい」という意見。

質問逃げをしないで

私がいつ質問しても、「今忙しいから…」と質問逃げをされます。忙しいのであれば空いている時間をきちんと伝えて欲しいと思っています。(2年)

窮屈に感じる……。私たちの意見も聞いて

私たち生徒のことを考えてくれている反面、そのせいで窮屈に感じることはあります。

もっと私たちの意見に耳を傾けて、自由だけれどけじめのある学校生活を送れる手助けをしてほしいです。(2年)

質問逃げせず空いている時間を教えて

 

次に挙がったのは、授業について。生徒とコミュニケーションをとりながら、授業を一緒につくれる環境が理想だという意見が出ました。

適度な授業スピードにしてほしい

授業のスピードが速すぎます。1時間の授業のスピードが、教科書30ページくらい進むので速すぎます。

また反対に他クラスは、授業の進度を速くしてほしいということも聞きました。あまりにも遅すぎて、年度中に教科書が終わらなくて困っているそうです。(2年)

板書をきれいにしてほしい

黒板を落書き帳のように使うのをやめてほしいです。社会の先生なのですが、ノートを取ろうにも取ることができないので……。(2年)

気軽に質問できる空間づくりをしたい

聞いているだけの授業だと、生徒も退屈になるし、テスト前にわからない点がたくさんあるという事態になる気がします。

先生と生徒が一緒になって授業を作るというのが理想だと考えています。例えば、気軽に質問できる空間づくり、生徒に積極的に答えさせるなどです。(3年)

先生と生徒が一緒になって授業を作る空間が理想

ほかにも、先生同士の情報共有をしっかりしてほしいという意見や、受験前の授業についての意見が挙がりました。

先生同士コミュニケーションとって

先生同士のコミュニケーションがうまく取れていないので、何か新しい企画を学校内でやりたいと思っても何回も同じような話を一人一人の先生にしなければならないので、動き出しが遅くなってしまいます。(2年)

受験直前の授業、全部演習ではなくて自習したい

受験直前なので、ほとんどの授業が問題です。集やプリントによる演習ですが、どうせなら自習にしてほしいです。

クラスでも多くの人が自習を望んでいるようです。演習に隠れて別のことをやっている人もいます。(3年)