2021年度大学入学共通テストが1月16日(土)と17日(日)に行われる(1月30日(土)と31日(日)にも実施)。今回は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中での実施となる。試験日に電車など交通機関が遅れた場合や、自身が病気になったり、事故に遭ったりした場合はどうすればよいのか。大学入試センターが公表している注意事項などをもとにまとめた。

試験会場に向かう交通機関が遅れた場合

試験当日に雪や事故で交通機関に遅延・運休が生じた場合、試験場で試験開始時刻を遅らせる場合がある。まずは受験票に記載されている「問合せ大学」へ電話連絡したうえで、試験会場に向かおう。交通機関の遅れの場合は遅延証明書などをもらっておくこと。

自分の不注意で遅刻してしまった場合

余裕をもって会場に着くのが第一だが、試験開始時刻後20分以内の遅刻に限り、受験が認められる。あきらめずに会場に向かおう。ただし、リスニングは試験開始時刻までに入室しないと受験を認められない。

悪天候などにより公共交通機関が遅れた場合は、試験時間が繰り下げられる場合がある。「問合せ大学」に連絡しよう。

当日、病気になった場合

病気や負傷は、追試験の対象になる。とりわけインフルエンザやノロウイルスなどの感染症にかかっている場合はほかの受験者などにうつす恐れがあるため受験はできない。追試験の受験を申請しよう。追試験の申請は受験票に記載されている「問合せ大学」で決められた時間までにする必要がある。

なお、体調不良の場合の追試験の申請には、受験票と医師の診断書が原則必要だが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、発熱相談センターから医療機関の受診でなく自宅待機を求められた場合を想定し、診断書がなくても追試験の申請が可能となった。「問合せ大学」にまず電話のうえ、症状や発熱相談センターへの相談日などを提出する必要がある。

新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者となった場合の対応は、大学入試センターのサイトで最新情報を確認のこと。

家族にもしものことが起きた場合

両親または親族などの危篤や死亡、自宅の火災など「やむを得ないこと」も追試験の対象となる。まず「問合せ大学」に電話をしよう。

高校生新聞オンラインでは、大学入試特集ページで、大学入学共通テストの問題・正解・分析を試験当日の夜から速報します。