高校生世代の女子にとって生理痛や冷え性は身近な悩みだ。対策や病院を受診すべきタイミングについて産婦人科が専門の加藤聖子先生に聞いた。(野口涼)

Q.冷え性で指先や足先が冷たくなり辛いです。どうすれば改善しますか?

A.適度な運動が大事。食生活も見直してみましょう。

 

手足の先などが常に冷えているような感覚に悩まされる冷え性。男性より女性に圧倒的に多いのは、私たちの体で熱を産生するのが筋肉だからです。冬の屋外や寒い部屋はもちろん、夏でも冷房の強い場所や寒暖差の激しい環境にいると、体温調節がうまくいかなくなり、冷え性になりやすくなります。また、自律神経やホルモンの影響も受けるといわれています。

筋肉をつけて、体を温めるたべものを

冷え性を予防するには、まずは適度な運動で筋肉量を増やすこと。過度なダイエットは筋肉量を減らすので注意が必要ですし、反対に食べ過ぎても血流量が消化管に分配されてしまうため冷え性を悪化させます。規則正しいバランスのとれた食生活を心がけましょう。大根やにんじん、かぼちゃなどの根菜には体を温める働きがあるので、温かいみそ汁などに入れて飲むのがおすすめです。洋服で体温調整するなら、特に首や鼠径部を温めるといいでしょう。靴下やブーツは足をしめつけないものを選ぶことも大切です。

心臓の病気が原因で体が冷える場合もあります。貧血でフラフラするなど、日常生活に支障をきたす症状があったら、迷わず病院を受診してください。

 

加藤聖子先生 

かとう・きよこ 九州大学大学院医学研究院生殖病態生理学分野(産科婦人科)教授。