やり投げで2年生が台頭

男子やり投げは、ダイヤモンドアスリートで2連覇を狙う中村健太郎(大阪・清風南海3年)に強力なライバルが現れた。吉野壱圭(奈良・添上2年)は全国大会の出場経験はないものの、5月の県大会で69メートル39。中村が持つ69メートル84に迫る勢いだ。6月の近畿大会で直接対決し、中村が貫禄を見せつけたが、インターハイ本番でも熱い戦いを演じるに違いない。 男子ハンマー投げの執行大地(兵庫・市尼崎3年)は、4月に67メートル台に乗せると、近畿大会で67メートル64まで記録を伸ばした。優勝や高校記録(68メートル33)更新はもちろん、70メートル突破に照準を合わせられる。ランキング2位で臨む男子円盤投げでも、高校日本一をつかみたい。

棒高跳びは、男女ともに前回6位だった2人が優勝候補に名乗りを挙げている。女子の杉沼凜穂(山形・山形市商3年)は、5月の県大会で高校歴代9位となる3㍍90を、男子の古沢一生(群馬・前橋育英2年)は、県大会で高校歴代4位タイの5㍍30を成功させた。いずれも6月のブロック大会はやや不発に終わったが、インターハイ本番で力を出し切れば表彰台の中央に立つことができるだろう。