選挙の話題を振ったら「変な人」と思われそう

Q 10代や20代の投票率の低さが心配されています。上げるにはどうすればいいと思いますか。

正直分からないです。国民の代表を決めることなので、あいまいな考えで気軽に投票するのは少し違うのではないかと思ってしまいます。国で何が問題になっていて、それぞれの党は問題に対してどのような政策を展開するのかを、しっかり分かったうえで初めて投票ができるのかなと思います。でも、それを理解するのは難しくてハードルが高いイメージです。

投票に行くか行かないかは、周りの環境にも影響されると思います。周りの人が投票に行っていれば、それが当たり前のことと思えるかもしれませんが、そもそも話題にならないので…。自分から話題を振ったら変な人だと思われそうだし、自分の意見を聞かれたら困ってしまいます。

Q 政治を身近にするにはどうすればいいですか。

政治や選挙について話し合うのが当たり前になって、選挙の背景や政策が理解しやすくなれば、政治を身近に感じられて投票率は上がるのではないかと思います。そのような環境づくりはもう進んでいると思うのですが、まだまだ「意識高い人」たちの層までにしか浸透していないのではないかと私は感じます。アプローチの方法も正解がないから、すごく難しいことだと思います。

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第25回参議院議員選挙は7月21日に投開票される。当日、都合がつかない人は、期日前投票制度などを利用して前日までに投票することもできる。