令和で最初の全国高校野球選手権大会。６月下旬から全国各地で甲子園を目指す戦いが行われている。近畿大会の注目校と選手をピックアップした。（文・写真　手束仁）

連覇挑む大阪桐蔭VS履正社

連覇に挑む大阪桐蔭に対して履正社などが壁になれるかが見どころの大阪大会は、相変わらずの激戦となりそう。大阪桐蔭の二塁手・宮本涼太（３年）は昨年春夏連覇のメンバーの一人で、足もあり打撃も広角に打ち分けられる。オリックスなどでプロの経験もある土井健太監督が率いる東大阪大柏原が台風の目となれば面白そうだ。

多くのスカウト陣をネット裏に集めた和歌山東・落合

落合秀市（和歌山・和歌山東・３年）は、183センチ82キロという恵まれた体格で、重いストレートを投げ込み隠れた逸材と言われている。練習試合でも、数球団のスカウトが集まることもある。強豪智弁和歌山を下して甲子園出場すれば一躍注目されそうだ。

明石商・中森俊介

センバツベスト４の明石商（兵庫）は甲子園ではピンチでも落ち着いて投げていて好投した中森俊介（２年）が安定している。先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打を同じ試合で放って話題となった来田涼斗（明石商・２年）も活躍が楽しみな存在だ。