文部科学省の集計によると、公立大学の2019年度一般入試は88大学が2万2060人を募集したのに対し、13万9683人が志願した。志願倍率は18年度入試と同じ6.3倍。志願者が最も多いのは首都大学東京(東京)だった。

首都大学東京は、1206人を募集したのに対し、8593人が志願した。志願倍率は7.1倍。18年度入試で公立大の中で志願者数最多だった大阪府立大学は19年度入試では1165人の募集に対して8408人が志願し、首都大学東京に次ぐ志願者数だった。

19年度入試の日程ごとの志願者数などをみると、前期日程は、85大学187学部が1万6102人を募集し、6万4010人(4.0倍)が志願。中期日程は、20大学28学部が2310人を募集し、3万1687人(13.7倍)が志願。後期日程は、67大学142学部が3648人を募集し、4万3986人(12.1倍)が志願した。

国際教養大学(秋田)と新潟県立大学は、独自日程で試験を行うため、文部科学省の集計に含まれていない。

2019年度一般入試の志願者数が多かった公立大学

※大学名、志願者数(前期・中期・後期の各日程の合計)、志願倍率の順に掲載。志願者数3,000人以上の大学を掲載。

首都大学東京 8,593人 7.1倍

大阪府立大学 8,408人 7.2倍

兵庫県立大学 6,860人 7.4倍

大阪市立大学 6,162人 4.5倍

高崎経済大学(群馬) 5,981人 8.8倍

北九州市立大学(福岡)5,412人 6.1倍

名古屋市立大学(愛知) 3,982人 5.8倍

都留文科大学(山梨) 3,602人 9.6倍

下関市立大学(山口) 3,482人 11.2倍