バスケットボール男子決勝が8月3日、ハンナリーズアリーナ(京都)で行われ、明成(宮城)が92-69で桜丘(愛知)を下し、インターハイ初優勝を果たした。
(文・白井邦彦、写真・幡原裕治)

決勝でも圧倒的な活躍を見せた八村塁

明成は第3クオーターこそリードされたものの、それ以外の3クオーターは全て6点差以上をつけ、実力を見せつけた。

中でも圧倒的な活躍を見せたのは、6月に高校生で唯一の日本代表候補に選出された明成の八村塁(3年)。インサイド、アウトサイドの両方から器用にショットを沈めるなど、34得点15リバウンドと大活躍。第3クオーターには199㌢の長身を生かしたダンクシュートも決めてみせた。

試合後、八村は「決勝も特に緊張はしなかった。先生に夏の初優勝をプレゼントできてうれしい。大会を通してどこにも負ける気がしなかった」と、日本バスケ界の至宝らしい貫禄のコメントを残した。

TEAM DATA
 2005年創部。部員27人(3年生10人、2年生8人、1年生9人)。卒業生にbjリーグ仙台89ERSの佐藤文哉らがいる。13年から全国高校選抜優勝大会2連覇、14年インターハイ2位。