世界の高校生が生物学の理論問題や実験問題の難問を解いて競う第29回国際生物学オリンピック(IBO)が7月15日からイランで開催され、日本代表として高校生4人が参加。銀2、銅2のメダルを獲得し、代表全員がメダルに輝いた。

国際生物学オリンピック日本代表の4人。左から石田廉君、鈴木万純さん、鳥羽重孝君、濵笙子さん(7月13日に東京都内で開かれた結団式)

文部科学省と国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)の発表によると、代表4人の成績は次の通り。

石田廉君(東京・筑波大学附属駒場高校2年) 銀メダル

鳥羽重孝君(兵庫・灘高校2年) 銀メダル

鈴木万純さん(東京・西高校3年) 銅メダル

濵笙子さん(東京・桜蔭高校1年) 銅メダル

国際生物学オリンピックは、世界各地から生物学の才能のある若者を集め、将来の科学者を育てるのが狙い。20歳未満で大学教育を受けていないことが参加要件だ。今大会には、71カ国・地域から269人の生徒が参加した。日本代表は、国内大会である日本生物学オリンピック2017(3849人が予選に応募)から選抜された。

来年はハンガリーで開催される。2020年には日本(長崎)で開催され、09年のつくば大会につぐ2回目の開催となる。