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2017年度 審査員特別賞

小澤伸也さん(富田学園富田高等学校1年)

Q エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

きっかけは中学3年の夏に参加したカンボジアでの海外研修です。それが僕にとって初めての発展途上国の体験で、その時、日本に居ては経験できないたくさんのことを経験し、日本に居ては感じることのなかった様々なことを感じました。その経験やその時感じた自分の気持ち、考えたことを自分の中だけにおさめておくのではなく、エッセイを通してより多くの人に伝え、ひとりでも多くの人に発展途上国の現状を知ってもらいたいと考えたからです。

Q エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

カンボジアの発展途上国としての現実とそれを目の当たりにした時に感じた自分の気持ちです。

Q エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

苦労したことは文章中における表現の選択です。どのような表現を使えばカンボジアの現状やそれを目の当たりにした当時の自分の気持ちに一番近いものを文章として表すことができるかとても悩みました。そんな中でも様々な表現技法や慣用表現などを使って文章を構成することで出来る限り「生」を伝えられるように工夫しました。

Q 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

執筆することで改めて当時の経験や想いを振り返ることができ、「国際ボランティア隊員として働きたい!」という自分自身の気持ちの再確認にも繋がりました。

Q 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

きっかけをつかむチャンスは日常生活の中にも意外とたくさんあります。あなたが日頃思っていることや感じていること、考えていることは、どんな些細なことも自分の中だけに秘めておくのはとてももったいないことです。エッセイを通して自分の素直な気持ちをありのままに文章として表現して、あなたの想いを他の人と共有してみませんか。そうすることで自分の考えを整理することができ、それが新たな気づきにも繋がるかもしれません。エッセイを執筆して無駄になることはひとつもありません。ぜひチャレンジしてみてください。

Q あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

将来の夢は、国際ボランティア隊員として必ずもう一度カンボジアの地に戻り、貧困や飢餓の分野で働くことです。僕はカンボジアからたくさんのことを学んだので今度は僕がカンボジアのために働き、少しでもカンボジアにおける「貧富の差」の解消に貢献したいです。まだ高校生なので大きなことはできませんが、今の自分にできることをしっかり考えて行動して行きたいです。