学校独自のカリキュラムで理数教育に取り組むスーパーサイエンスハイスクール(SSH)。3月20日に関東近県SSH校合同発表会があり、18校の約370グループが研究成果を披露した。

ゲームステージを自動生成

ゲームのステージの自動生成に挑戦した原君

「ゲームが好き」という神奈川・横浜サイエンスフロンティア高校の原世紀君(2年)。条件を入力するだけで難易度の異なるステージを自動生成するプログラムの開発に挑戦した。

まず、既存のゲーム制作ソフトを利用し、敵を倒しながらゴールを目指すゲームを作った。さらに、難易度を決める条件を①ゴールまでの地形の複雑さ②敵の数③敵を倒すアイテムの数──と決め、それぞれの条件に数値を入力し、ステージが自動生成できるか確かめた。

結果は、原君の想定通り。しかし、ステージの難易度の差が極端すぎるなどの反省点も残った。原君は「今後はゲームをさらに複雑化し、難易度を左右する評価方法も見直したい」と話した。(文・写真 山口佳子)=学年は開催時