千葉工業高校(千葉)のコンピュータ技術研究部は、研究や資格取得の勉強といった自分のやりたいことに日頃から自由に取り組める部。加えて電気科の部員は、同校生徒が授業などで使うタブレット端末の保守や小型無人航空機「ドローン」の動作確認、校内のネットワーク工事などで学校を支える活躍もしている。(小野哲史)

日頃から幅広い活動で学校を支えているコンピュータ技術研究部の電気科グループ(小野哲史撮影)

ネットワーク工事も担当

LAN敷設といった校内のネットワーク工事を部員が手掛けるようになったのは約2年前から。電気通信設備の工事ができる国家資格「工事担任者DD3種」を持つ部員もいるため、技術を生かす経験をしてみる狙いがあったという。

4月には通算4回目の配線工事となる、電気科職員室のネットワークの張り替えを部員たちが任された。実質的な作業日は1日しかなかったため、飯田実花さん(3年)は「事前の準備に力を入れた」と話す。「あらかじめ配線の方法を考え、見栄えよく張るためにケーブルをちょうどいい長さに切ったり、接続するためのコネクターを作ったりしておきました」

経験豊かな3年生が軸となり、参加した10人の役割分担を明確にしたのも、当日の工事を効率よく進めるため。「重量のある天井を開けたり、作業後に閉じたりする力仕事は、主に男子が頑張ってくれたので、想像していた以上にスムーズにできました」(長尾実季さん・3年)

てきぱき作業、プロのよう

作業着姿で電動ドリルなどの本格的な道具を駆使しながら、てきぱきと配線を通していく様子はプロの業者さながら。無事に配線が完成すると、先生からも感謝されたという。長尾さんは「私たちのおかげでみんなが使えるんだぞ、という優越感に浸りました」と笑う。当時、入学したばかりだった1年生も加わり「一緒に作業をすることで、部員の絆が深まる効果もあった」(飯田さん)

新たに、別の教室でネットワーク工事をする依頼も受けているという同部の電気科グループ。今や校内で欠かせない存在だ。

校内のネットワーク工事では毎回、抜群のチームワークを発揮している(学校提供)