時間の使い方の専門家として活躍する滝井いづみさんに、高校生が抱きがちな悩みについてアドバイスしてもらった。(安永美穂)

Q. スケジュールを立てても計画通りにできないと、そんな自分を責めたり、落ち込んだりしてしまいます…。

 

A. 8割できればそれでOK。

自分では「できていない」と感じていても、実はそれなりにできていることは多いもの。100%を目指さずに、80%できていれば大丈夫と考えましょう。完璧主義の人は、「これは完璧にやる必要があることか、それとも時間内に終わらせることを優先しても良いことか」を考えて、手を抜いても大丈夫なことを見つけていくと、少し楽になるかもしれません。

その日にやることを書き出しておき、一つ終わるごとにチェックをつけたり、線で消したりするのも、「これだけ頑張った!」という達成感が得られやすくなるのでおすすめです。

 
滝井いづみさん
たきい・いづみ  質問を投げ掛けることで相手の思いを引き出すコーチングの手法を学び、時間の使い方に悩む人々のサポートに取り組む。著書に「『時間がない!』から抜け出すちょっとした方法」(大和出版)。