世の中にはたくさんの検定試験が存在する。英検や漢検、数検などは学校で受ける機会もあるため、耳にすることも多いのではないだろうか。では、ニュース検定はどうだろう。私は全国の高校生にニュース時事能力検定の受検を勧めたい。(高校生記者、寺下香都・3年)

レベルは6段階 政治、経済、暮らしなど幅広く出題

ニュース検定とは、新聞やテレビのニュース報道を読み解くための「時事力」を認定する検定試験である。6級に分かれており、自分のレベルに合わせて受検することができる。受験者の年齢層は幅広く、実際私が受けた会場にも、小学生から高齢者まで、さまざまな世代の人がいた。政治、経済、暮らし、社会・環境、国際の5テーマからバランスよく出題されるため、多岐にわたる分野の知識が求められる。

塾の先生の勧めで受検 高校の勉強にも役立つ

私は高校2年生の冬、2級に合格した。私自身、ニュース検定の存在は受検するまで知らなかったが、元々報道に興味があり新聞を読むことも好きだった私を見て、塾の先生が勧めてくれた。初めは、学校の勉強の負担になるのではないかと思っていたが、以前より政治経済の授業の理解度が増し、大学受験で課されることもある小論文の力にもなり、 勉強したことは自分にとって大きなものとなったと実感していて、受検して良かったと心から思っている。

ニュースを見るのが楽しくなった

検定の勉強を通じて、ニュースの見方が変わった。今までは新聞や報道番組を見ても、「そういうことがあったのか」と、完全に情報をインプットするだけで終わっていた。しかし、勉強していく中で、政治制度や経済政策、国際的な問題など、さまざまな世の中の出来事を知り、「あ、知ってる。この制度はこういう仕組みだ」と、ただインプットするだけではなくなった。自分の知識と結びつけることによって、より深い理解につながっている。

例えば、最近では働き方改革が進められているが、高校生の私にはまだ関係ないように感じ、なかなか興味を持ってニュースを見ることができていなかった。しかし、検定の勉強を通し、どういうものか理解すると、なぜ必要なのか、デメリットは何なのか、ニュースを見るのが楽しくなった。このように、あまり自分に関係がない分野にも興味を持つことができる。

選挙権が18歳に引き下げられ、高校生の「メディアリテラシー」の必要性も高まってきている。高校生のうちにニュース検定を受検し、「時事力」を鍛えることをおすすめする。

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