3分でスッキリ 高校生記者が行く! 千葉工業大学

【動画アリ】好奇心いっぱいの高校生記者が、千葉工業大学を訪れます。高校生から見た「理系のマナビ」に注目してください!

近未来のロボットとのコミュニケーションとは? 高校生記者が行く 千葉工業大学<PR>


AI(人工知能)の発展などにより、私たちの生活に身近になってきつつあるロボット。千葉工業大学先進工学部未来ロボティクス学科の大川茂樹教授に「人間とロボットのコミュニケーション」について伺いました。

人間とコミュニケーションするロボット

1家に1台、ロボットがいるのが当たり前。将来そんな社会になった時、誰もがスムーズにロボットとやりとりするためにはどんな方法が望ましいのか。それを研究しているのが大川研究室だ。「例えばロボットに命令する時、その都度パソコンでコマンドを入力するのは大変です。『ドラえもん』のように、声で直接ロボットに指示できたら楽ですよね。声以外にも表情やジェスチャーなど、人間は他者とやりとりする時にさまざまな手段を使います。それらを参考にしながら、人間とコミュニケーションするロボットを研究しています」と大川先生は話す。

研究成果の一つが、フクロウ型メッセージロボット「oql(オクル)」だ。スマートフォンにメッセージを録音し、4 つの感情モード(喜び・悲しみ・怒り・普通)から1 つを選んでoql に送信すると、oql がメッセージを再生する。録音時に選んだ感情モードによってoqlの動きが変わるところがユニークだ。

自ら開発した「oql」を解説する齊藤さん

入学直後からロボット製作に挑戦

oql の開発者は同学科4 年(取材当時)の齊藤光一さん(栃木県立宇都宮工業高校出
身)。内部の電気回路の基盤設計から組み立て、外装のデザイン・製作まで、すべて一人
で行った。「従来のロボット研究だと、機構をつくる人、電気回路を設計する人、アプリケーションを作成する人といったように分業する場合が多い。でも、本学科ではそうした工学技術を総合的に学ぶため、ハードもソフトも一人でつくれるようになる。そこが強みです」と大川先生。

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こうしたマルチな力を身に付けるべく、入学直後からロボット製作に取り組むのが同学科の特長だ。「先に理論ばかり勉強しても飽きてしまうからです。高度なものでなくていい。まずは動くものを自作してみようという授業が、1 年次から始まります」。学年が上がるにつれ内容が高度になり、3年次の研究室配属後は、ロボットという枠組みの中で製作、制御システム、ソフト開発など学生が自主的にテーマを設定し研究を行っていく。「研究とは、答えがないことに取り組むこと。その過程では失敗もあるはず。でも、それを経験するからこそ成長できると思います」(大川先生)

 
【取材を終えて】福元まりあさん(浦和ルーテル学院高等学校・3年)
 
将来、ロボットによって人との交流がさらに豊かなものになるのではないかと、今からとても楽しみになりました。また、専門分野だけでなく多才な先生は、様々なことに関心を持ち探求し続けているという点で、素晴らしいお手本だと思います。私も、多くのものに接してたくさんのことを吸収し、自分の視野を広げていきたいです。
 
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