全国一になった帯広柏葉高校の新聞局員(3月6日、東京の朝日新聞社)

第46回全国高校新聞コンクール(大東文化大学主催)で、北海道・帯広柏葉高校新聞局が最優秀の文部科学大臣賞に輝いた。3月6日、東京都内で表彰式が行われた。

同コンクールは、2015年11月からの1年間に発行された新聞が審査対象。全国から128校の応募があった。

同校新聞局は、年4回発行の「柏葉高新聞」、速報版「とかちばれ」の制作に取り組んでいる。15年からは「18歳への選挙権引き下げ」について意識調査を するなど、力を入れて取材してきた。昨年7月の参院選で、当時編集長だった生徒が、住民票を実家に残して学校近くで下宿していたため、選挙人名簿に登録さ れず苦労した経験を記事にするなど、独自の切り口が評価された。

局長の仙石洋斗君(2年)は「選挙は硬い話題だが、読者に読んでもらいたいという気持ちが局員全員にあった。読みやすくなるよう意識して作った」と振り返った。(文・写真 野村麻里子)=学年は開催時