8月19日(土)、第9回情報処理選手権(主催:千葉工業大学・株式会社アイテック・高校生新聞社)の表彰式が開催された。会場の千葉工業大学東京スカイツリーキャンパスには、全国から団体部門・個人部門・ビギナー部門の上位入賞者と特別賞受賞者ら26人が参集。主催者より表彰状や記念品などが授与された。

表彰式では、はじめに千葉工業大学社会システム科学部の井上明也学部長が挨拶。「情報処理の知識は、IT業界はもちろん、ビジネスにも生かせることを知ってほしい」と受賞者を激励した。また株式会社アイテックの土本克則社長は総評で「ITを使っていかに世の中の役にたてるか、人を感動させられるものが作れるかが重要。そのために興味の持てることをIT以外にもうひとつ見つけてほしい」と話した。

引き続き行われた懇親会では、高校生新聞社の大串五洋執行役員が「今回の受賞を糧にがんばってほしい」と乾杯の挨拶。その後は情報交換の場として、生徒同士のなごやかな交流が見られた。

団体部門で準優勝した岐阜県立岐阜商業高校EDP部チームは、一昨年昨年と優勝。3年の武藤健太君は「3年連続優勝を目指していたが、1点差で逃してしまった。あと1問解けていればと、みんなが思っているはずです」と悔しさを噛み締め、「来年こそ優勝してほしい」と後輩にエールを送った。

また、個人部門第3位の後藤優菜さん(静岡県立沼津商業高校3年)は、「昨年の44位から順位を伸ばせたのは、みんなと教え合うことで力がついたから。まだまだ上を目指せたかもしれませんが、9月にも大会があるのでそれに向けてがんばりたい」と話した。
 このほか受賞者らは3Dシアターやキャンパスツアーなども楽しんだ。

 
 

各部門受賞者 喜びの声

 
 
 

 

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