審査員特別賞には小玉龍聖君(秋田・能代松陽高校3年)と沢田颯汰君(同3年)の幼なじみコンビ「D&C」が輝いた。体重が100キロを超えるボケ役の小玉君の体格や、社会問題となっている「ヒアリ」などもネタに巧みに取り入れ会場の笑いを誘った。

審査員特別賞を受けた「D&C」

ハプニング乗り越え全力のパフォーマンス

大会前に「最低でも優勝。最高でも優勝」と、東北地区代表として初の優勝を目指したが、惜しくも栄冠には届かなかった。しかし、演技後は2人とも「楽しかった」と話し、小玉君はスニーカーが脱げそうになるハプニングにもめげず、力を出し切ったパフォーマンスに満足そうだった。

秋田から応援に駆け付けた小玉君の父も「初めて2人の漫才を見たが、ここまで出来ているとは思わなかった」と感動しきり。地区決勝戦も見たという審査員のノンスタイル・石田明さんは「あの時よりもテンポも良くなり、うまくなっていた」と、2人の成長ぶりに驚いた様子だった。(坂祐三)