センター試験で出題される問題は、高校の教科書レベルの基礎的な内容とされているが、センター試験特有の出題形式などもあるため、やはりしっかり準備をして臨みたい。試験本番まであと1カ月余り。頑張る受験生に向けて、河合塾新宿校の大森修二校舎長に、センター試験直前対策についてアドバイスをもらった。

Q 2013年度センター試験を受験する際の注意点は何ですか?

A 「地理歴史、公民」「理科」を1科目課す大学・学部などでは、2科目を受験した場合、「第1解答科目(前半60分で解答した科目)」の成績を合否判定に利用するところが増えています。2科目受験する人は志望大学の指定を必ず確認しておきましょう。

Q センター試験の過去問は解いておくべきですか?

A センター試験は試験時間に対して問題数が多いため、問題を解くスピードが要求されます。また、ある程度決まった出題パターンもあります。これらに慣れておくためにも、過去問は少なくとも5年分、できればそれ以上解くことをおすすめします。

Q 過去問を解くポイントを教えてください。

A 志望大学の合格ラインを想定し、目標得点を決め、本番と同じ時間内で解きましょう。大切なのは、大問ごとの時間配分を意識して解くこと。配点の高い問題に、より多くの時間をかけることができるよう、「力のかけどころ」を決めておくのです。また、問題を解く順序も大切。例えば国語なら、比較的取り組みやすい古文・漢文から着手する人が多いようです。ただし、解く順序や時間配分の仕方は各自の得意・不得意によって違ってきます。過去問を解く中で、自分にとって一番効率的なやり方を見つけてください。

Q 過去問を解いたあと、自己採点は必要ですか?

A 必要です。もしも目標得点に達しなかった場合は、どの問題で得点を上積みしていくかを考えましょう。例えば、英語の文法問題のような知識問題は確実に押さえる、といったように。また、間違えた原因がケアレスミスではなく知識不足ならば、しっかり知識をインプットし、正解を導けるまで繰り返し問題を解きましょう。

Q センター試験当日の持ち物や服装について教えてください。

A 持ち物や注意事項については、センター試験の「受験案内」で確認しておきましょう。試験会場によって空調設備がまちまちなので、温度調節のしやすい服装で臨むこと。防寒対策にひざかけを持参する人も多いようです。また、普段は携帯電話で時間管理をしていても、試験中は使用できないので、腕時計を持っていきましょう。参考書などは、使い慣れたものを各教科1冊程度持参すれば十分です。

Q 試験が思うようにできなかったとき、気持ちをどう切り替えればよいですか?

A センター試験の問題は平均点が6割程度になるように作られています。それにもかかわらずできなかった場合は、自分だけでなく他の受験生もできていない可能性がありますので、失敗を引きずらず、次の試験に集中しましょう。また、試験会場で友達と会っても、試験の内容について話すのは避けた方がよいでしょう。お互いに動揺し、次の試験に集中できなくなる可能性がありますよ。

現役生は実戦力が不足しがちですから、知識のインプットと並行して問題演習でのアウトプットを最後まで続けましょう。冬期・直前講習などを活用すれば、解答のスピードが上がり、学力も確実にアップします。センター試験は、一般入試が始まる前の「最後の模試」のようなもの。特に私立大学専願者は、学力を総点検する心づもりで、力まずに臨んでください。