県高校総体でなぎなた部が2年ぶり15回目の団体優勝を飾った。 1960年に発足した同好会にルーツを持つ伝統ある部だ。 自宅学習を大切にしている同校は、午後6時半には完全下校となるため、短時間で集中力を高めて練習している。指導にあたる竹村紀子先生は「技術面はもちろん、試合で緊張しないよう深呼吸で心を落ち着かせたり、アップテンポの曲を流して心を奮い立たせたり、メンタル強化にも努めている」と話す。キャプテンの茂木由佳子さん(3年)は、「1年次に体験入部で先輩の凛々しさに感動し、入部した」という。なぎなたは初体験だったが、メキメキと実力を付けてきた。「武道だから精神を鍛えられる。自然と礼儀を大切にするようになっていた」と語る。

部員25人のうち、男子も2人いる。インターハイでは男子のなぎなたを実施していないが、春の全国選抜大会男子の部での上位を目指し、汗を流している。 (中村好伯)