【SGH甲子園】英語プレゼン最優秀賞 秋田南高校 食育の大切さ訴え

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聴衆を引きつけるプレゼンを披露する秋田南高校の生徒

 全国のSGH、SGHアソシエイト指定校のうち84校が研究成果を披露する「SGH甲子園」(関西学院大学など主催)が3月19日、同大西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市)で開催された。出場校はプレゼンテーション(英語・日本語)、ポスター発表、グループディスカッションの各部門に分かれて発表。英語プレゼンテーションでは、秋田・秋田南高校が最優秀賞に輝いた。
(木和田志乃)=学年は発表時

 同校の南條佑佳さん、荒木関輝君、佐々木彩乃さん、小林涼花さん(ともに2年)は、米国における肥満問題解決のために、子どもへの食育の大切さを英語で訴えた。身ぶり手ぶりを交えて舞台を歩き、発表内容に合わせて時には深刻な表情を浮かべて聴衆を引きつけた。TEDと呼ばれるプレゼンテーションの動画を集めたウェブサイトを参考に、強い印象を残す表現を研究したという。

 同校では昨年4月から週1回2時間の授業で、世界の食糧問題をテーマにグループ研究に取り組んできた。4人は病気を招く肥満に着目し、県内の幼稚園や小学校の食育を取材した。また、同校や国際教養大学の米国人留学生数十人を対象にアンケートを行い、肥満の多い米国と少ない日本を比較した。

 その結果、日本では郷土料理に親しむ給食や農業体験、給食だよりなどのプリントを通して幼いころから食について学んでいた。一方、米国では家庭科の授業が年に3、4時間と少なく、食品知識が乏しいのに加え、ビュッフェ式の給食が偏食を助長。肥満防止には食育が重要だと結論づけた。

 昨年10月の校内選考で今大会への出場が決まった後は、朝と放課後だけでなく、土・日曜日も返上して準備した。佐々木さんは「大会前日も宿泊先で夜12時まで発表の練習をするなど、納得できるまで練り直した」と話した。

 入賞一覧(敬称略) 

【英語プレゼンテーション】
▽最優秀賞 秋田・秋田南高校「Potential to solve America’s obesity problem or food education for children」
▽優秀賞・審査員特別賞 東京・富士見丘高校「What Japan can learn from English education in Singapore」
▽優秀賞 兵庫・神戸市立葺合高校「Textile-Waste」、茨城・土浦第一高校「医療革命〜外国人患者の日本の病院探しのサポート〜」

【日本語プレゼンテーション】
▽最優秀賞 大阪・千里高校「ファストファッションブランドの服はなぜ安いのか」
▽優秀賞 大阪・三国丘高校「W〜Value of Vegetable〜」

【ポスター発表】
▽最優秀賞 大阪・清風南海高校「一番『イタい』学年は?」
▽優秀賞 東京・東京学芸大学附属国際中等教育学校「ムスリム観光客が日本で過ごしやすい環境を作るには?」、東京・早稲田大学高等学院「地方都市における多文化共生〜ドイツと甲賀市の事例をもとに」

【グループディスカッション】
▽最優秀賞 藤原啓伍(兵庫・神戸大学附属中等教育学校)
▽優秀賞 清原透子(福岡・福岡雙葉高校)、趙藝媛(東京・東京学芸大学附属国際中等教育学校)

(高校生新聞 2017年4月号から)

 

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