国際化学オリンピックの日本代表二次候補の生徒11人と指導にあたった教員ら(日本化学会提供)

 

世界の高校生が化学の実力を競う「第49回国際化学オリンピック」の日本代表に新高校3年生4人が決まった。このうち2人は前回大会に続く代表選出。日本代表は4度の強化訓練合宿に臨んだうえで、タイで7月6日から開催される大会に挑む。

「夢・化学-21」委員会と日本化学会が3月17日に日本代表を発表した。海士部佑紀君(あまべ・ゆうき、兵庫・ 灘高校2年)、坂部圭哉君(さかべ・けいや、愛知・海陽中等教育学校5年=高校2年に相当)、守田脩究君(もりた・しゅく、岡山県立岡山朝日高校2年)、柳生健成君(やぎう・けんせい、愛知県立岡崎高校2年)の4人。昨年のジョージア大会で坂部君は金メダルを、海士部君は銀メダルを獲得しており、2年連続の出場。日本代表は3年連続で金メダルを獲得しており、今年も好成績が期待される。

3792人が参加した昨年の国内大会「化学グランプリ2016」の成績優秀者などから20人が日本代表候補として選ばれ、今年1月の一次選抜試験(筆記)で二次候補11人が選出。3月11・12日に芝浦工業大学であった二次選抜合宿での筆記・実技試験を経て代表4人が決まった。