【高校生記者インタビュー】石井杏奈さん(女優) 人見知りの自分、演技にぶつけた

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 ダンス&ボーカルグループ「E-girls」のメンバーで、女優としても注目を浴びている石井杏奈さん。華やかな舞台で活躍するが、実は人見知りする性格だという。女優の仕事にどう向き合っているのか、高校生記者がインタビューした。
(聞き手・須藤亜佑美、構成・中田宗孝、写真・幡原裕治)

想定外だった女優業

――なぜ女優を始めようと思ったのですか。

 女優になりたいとは考えてもいませんでしたが、実際に演技をしてみたら「もっとやりたい!」と思うようになりました。実は人前に出ることが恥ずかしくて緊張もするタイプ。それでも心のどこかで演技が楽しいと思う気持ちに気づきました。

――演技力を身につけるために工夫していることは何ですか。

 台本を読んだ感想を必ずノートに書き留めています。演じる役について、自分が直感で思ったことを大切にするためです。演技では、あるスタッフさんからの「全部さらけ出さないと評価してもらえない」というアドバイスを守っています。人見知りの性格も含めて、素の自分を演技にぶつけるようになりました。

キャッチボール2カ月

――最新作「スプリング、ハズ、カム」では、父と娘のもどかしい関係を演じていますね。

 私たちが父と娘になりきらないと伝わらない作品。そのため、撮影の約2カ月前から父役の柳家喬太郎さんとキャッチボールやゲームを通じて親密にコミュニケーションをとり、お互いの距離を縮めました。本番では、父と娘の自然な会話ができるまでになり、手応えを感じています。

――3月で高校卒業ですね。

 学業と仕事の両立は、やはり大変でした。私は仕事でも高校生役が多かったので、学園ドラマの撮影が私の高校時代の青春でした。卒業はしますが、今後も学生役で制服を着る機会がありそうなので、今はまだ寂しさはないかも(笑)。

――高校生にメッセージをお願いします。

 勉強、部活や恋愛。周りの人よりも自分のことで精いっぱいになる時もあるはず。そんな時、ふと後ろを振り向くと親や友人が支えてくれている。私もそうでした。そのことを忘れずに頑張ってください!

インタビュー後記
親の愛への感謝が大切

石井さんとインタビューした高校生記者・須藤さん(右)

石井さんとインタビューした高校生記者・須藤さん(右)

 石井さんの姿はキラキラとしていました。著名な女優さんは話しにくい雰囲気を持っているのかと緊張していました。しかし、インタビューの最初からとても優しく、私の拙いインタビューの質問などにも一つ一つ真剣に聞いて答えてくださり、うれしかったです。

 インタビューを通して、広島弁の練習や親子の行動の細かい分析など、役作りのために努力を重ねている姿を知り、自然とこれからも活躍を応援していきたいという気持ちになりました。

 高校生に「部活や勉強でいっぱいいっぱいになるかもしれないけれど、親の愛に感謝することが大切だ」というメッセージが心に染みました。私自身日々を過ごす中で、大変なことやうまくいかないこともたくさんあり、自分のことでいっぱいになることが少なくありません。「親や周りの人にきちんと感謝をできていられないのではないか」と反省しました。2つしか年齢が変わらないのに、大人の世界でパフォーマーとして活躍している石井さんの考え方から多くを学びました。(高校生記者・須藤亜佑美)

いしい・あんな 1998年7月11日生まれ。東京都出身。2011年、E-girlsに加入。12年から女優活動を始め、映画「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」、ドラマ「仰げば尊し」などに出演。17年公開予定の映画「たたら侍」への出演を控える。

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(高校生新聞 2017年3月号から)

 

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