ニュースの言葉 偽記事(フェイクニュース) 米大統領選で世界的な問題に

LINEで送る

 「偽記事(フェイクニュース)」という言葉を知っているだろうか? 虚偽、あるいは真偽不明の記事のことだが、昨年の米大統領選をきっかけに世界的な問題になった。

利用されたIT大手に批判

 米大統領選の最中には「民主党候補クリントン氏が児童売春組織に関わっている」「オバマ大統領はイスラム教徒のテロリストのために資金洗浄している」などの虚偽の記事がネット上に公開され、拡散された。偽記事で広告収入を得る偽ニュースサイトもあった。このため、SNSの運営やサイトへの広告配信を手掛けるフェイスブックやグーグルなど米IT大手が「偽記事の拡散に手を貸した」として批判された。

 英下院は偽記事に関する問題の審査を開始。今秋に選挙を控えたドイツ与党も投票結果に影響を与えかねないとして偽記事を規制する法案の検討を始めた。フェイスブックは、利用者が偽記事を発見した場合、クリックするだけで同社に報告できる機能や、第三者機関が疑わしいと判断した記事の見出しの下に警告マークが付く機能などを導入すると表明している。

(高校生新聞 2017年3月号から)

 

ニュース解説

LINEで送る