『現代の志塾』多摩大学 第8回「私の志」 小論文・スピーチコンテスト 結果発表

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 小論文、スピーチともに熱意のこもった「志」が多数入賞 

 現代の志塾・多摩大学が主催する「私の志」小論文・スピーチコンテスト。第8回を迎えた今年も全国から多数の高校生がチャレンジ。それぞれの問題意識と、それを解決することで社会に貢献したいという思いを日本語または英語でアピールした。

樋口裕一教授(コンテスト実行委員長)

 小論文部門 

見事な言葉で表現された
気概にあふれる作品が多数

 小論文コンテストの今年の応募総数は736点(うち英語44点)。ここから最優秀賞1人、優秀賞2人、佳作5人、入選4人が選出され、10月下旬、大学HPで発表された。

 樋口教授は、小論文部門の応募作品について、「今年も若者の頼もしさを感じさせる小論文がたくさん寄せられました。入賞作品はいずれも、高い志をもって地域社会、国際社会、世界と日本との交流、新しい産業などの領域に、自分ならではの変革を加えようという気概にあふれています。しかも、努力次第で実現可能な志ばかりであるうえ、それが見事な言葉で表現されていました」と話した。

小論文部門最優秀賞 日野鈴香さん

“紙の町”に
香りを取り戻したい

 小論文部門で最優秀賞を受賞したのは、新居浜工業高等専門学校3年の日野鈴香さん。

 “紙の町”四国中央市の製紙工場で働く父親を誇りに思う日野さんは、同時に町の人々が製紙工程で発生する悪臭に苛まれている事実を目の当たりにして、工業高等専門学校に進学。「将来は木材の悪臭防止のカギとなるリグニン分解酵素の研究がしたい」と志を述べた。

 「小論文を書くにあたっては専門用語を分かりやすくするため表現を工夫した。公害関連の本をたくさん読んで理解を深めました」と日野さん。最優秀賞受賞については「私の志が多くの人々に伝わり、胸がいっぱいです」と話した。

中村その子教授(スピーチ部門審査委員長)

 スピーチ部門 

社会を変革するには
志を発信する力が必要

 11月13日(日)にはスピーチコンテストおよび表彰式が多摩キャンパスにて開催され、最終選考に残った7人の高校生がそれぞれ思いをこめたスピーチを行った。

 昨年新設されたスピーチコンテストでは、はじめに実行委員長の樋口裕一教授が「どんな志を持っていても、それを発信する力がなければ社会を変革することはできません。ぜひ人の心を動かすスピーチをしていただきたい」と挨拶。続いて7人の入賞者がそれぞれ表情豊かに“発信する力”を競った。

 表彰式では、最優秀賞1人、優秀賞2人、佳作4人が発表され、それぞれ樋口教授より表彰状を受け取った。

 またスピーチ部門審査委員長の中村その子教授は、入賞者7人のスピーチについて「真摯なトピック選びをしており、それに対する自分の考えをしっかり話していること、話の道筋が明確であること、社会に働きかけようという意志があること、物事を広い角度から公平に見ていることが共通しており、素晴らしかった」と講評。

 最優秀賞を受賞した谷潤也君には「構成力・演出力に優れ、夢を実現するための具体的な手だてが述べられていた。思わず応援したくなってしまうようなスピーチでした」と賛辞を送った。

スピーチ部門最優秀賞 谷 潤也君

ブドウ栽培への
熱い思いをスピーチ

 スピーチコンテストで最優秀賞を受賞した谷潤也君は、大阪府立農芸高等学校ハイテク農芸科3年生だ。

 高校で果樹を専攻する谷君は「週末農家の現役農業高校生 〜手軽に身近で高品質なアレキ栽培を目指して〜」と題して、ブドウの品種のひとつ「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を栽培する上での課題や、ブドウ農家の営農指導を受けて考えたこと、農業での自営を目指すという熱い思いをスピーチ。「高品質で低価格、そんなアレキを生み出し、地域に販売します。楽しみにしてください」と高らかに宣言した。

 「アレキについてみなさんにもっと知ってほしかったのが応募の動機。ぜひアレキを食べてくださいという気持ちでスピーチしました。最優秀賞になれてすごく嬉しいです」と受賞の喜びを語った谷君。

 卒業後は「青年就農給付金」を利用して岡山県で就農する予定だという。

過去のテーマと入賞者が多摩大学のホームページで閲覧できます。
http://www.tama.ac.jp/info/kokorozasi/

■多摩キャンパス(経営情報学部)
東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1
TEL. 042-337-1111(代)

■湘南キャンパス(グローバルスタディーズ学部)
神奈川県藤沢市円行802
TEL. 0466-82-4141(代)

http://www.tama.ac.jp/

(高校生新聞 2017年1・2月合併号から)

 

コンテスト2016

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