国際資源、福祉健康…… 国立大の新学部続々

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 国立大学協会は11月29日、全国の国立大学が新学部などをアピールする報道機関向けの説明会を東京都内で初めて開催。32大学の教職員や学生が参加した。

全国の国立大学の教職員と学生が新学部などについてアピールした

 大分大学は今年度から福祉健康科学部を新設。国立大学で唯一、福祉に焦点を当てた学部だ。理学療法・社会福祉実践・心理学の3コースを設け、各コースの学生は互いにかかわりあいながら福祉の専門職を目指す。衣笠一茂学部長は「温泉県の大分には高齢者や障害のある人を地域で支える伝統がある。大学と地域が手を携えて人材を育てたい」と語る。今年入学した愛媛出身の女子学生は「入学してすぐ福祉施設で実習があり、現場を見た衝撃と感動があった」と話した。

 秋田大学は14年度に新設した全国唯一の国際資源学部を紹介。世界各国の資源開発の現場でのフィールドワークが必修となっている。愛知県の高校から進学した岡本大希さん(3年)は今年夏に英国で実習。ロンドンの石油会社でインターンをしたり、ヨークシャーで巡検をしたりした。「実際に働いている人の姿を見て、石油に関する仕事をしたいという意欲が高まりました」と振り返る。

 信州大学(長野)は今年度から経法学部を新設。県庁や市役所、検察庁などと連携し、実習を多く盛り込んだカリキュラムが特徴。前身の学科で学び、卒業後は労働基準監督官になる男子学生(4年)は「実習が進路を決めるのに役立ちました」と話した。

(高校生新聞 2016年12月号から)

 

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