SGHリポート 海外と日本の違い、実感 名城大学附属高校主催の発表会

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ニュージーランドと日本の雇用を比較した名城大学附属高校のグループ

 愛知・名城大学附属高校は11月19日、東海3県のSGHなど9校112人が集まって討議やポスター発表などを行う「Meijo Global Festa2016」を名城大学で開催した。海外でのフィールドワークの経験や研究成果などを発表し、活発に意見交換を行った。
(文・写真 野村麻里子)

地域防災の大切さ知る

 口頭発表には5校12グループが参加した。

 岐阜県独自の「SGH」岐阜聖徳学園高校の山下華歩さんら2年生3人は、2月にフィリピンを訪れ、現地の高校生に災害時のリスクをシミュレーションするゲームを紹介したことを報告。「フィリピンは防災対策が遅れていると思っていたが、防災で大切な『地域の連携』ができていて、逆に学んだ」という。その体験を生かし、現在は地元の住民にゲームを紹介し、防災の大切さを伝えている。

ニュージーランドと雇用比較

 ポスター発表には5校21グループが参加した。

 愛知・名城大学附属高校の鈴野かれらさんら2年生5人は、ニュージーランドと日本の雇用を比較した。10月に修学旅行でニュージーランドを訪れ、市役所職員に雇用について話を聞いたことがきっかけで調べたという。

 ニュージーランドは、女性が管理職を占める割合が約35%と日本の3倍以上。男女の賃金格差が少なく「女性が働きやすい環境」と指摘。民族の多様性について外国人と雇用の差はほぼないと発表した。鈴野さんは「日本だと転職や短期の労働をマイナスに捉えるが、ニュージーランドではさまざまな経験があり応用が利くと考えられていることも知り、驚いた。日本でも、この考え方を取り入れたら(雇用の環境が)変わるのでは」と話した。

ラオスの就学前教育を調査

 愛知・中部大学春日丘高校の山田優華さん(2年)は、ラオスの就学前教育について調べた結果、農村部で暮らす少数民族の子どもは、小学校低学年で退学や留年をしやすいと知った。その原因は、教員やインフラの不足、就学前教育への保護者の理解不足などで、就学前に公用語に触れる機会がないため、と発表。山田さんは「解決のために江戸時代の寺子屋のような環境をつくること」を提案した。

(高校生新聞 2016年12月号から)

 

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