合格発表の新たな掲示場所は正門から安田講堂へ向かう道沿いにある法文2号館(右奥)の前の予定

東京大学は11月14日、来年3月10日にある2017年度一般入試の合格発表から、合格者受験番号の掲示を4年ぶりに再開することを明らかにした。掲示場所は本郷キャンパスの安田講堂の近くの道沿いの予定。

東大は長年、同キャンパスの総合図書館横で合格発表の掲示を続けていたが、図書館の工事に理由に、13年度を最後に掲示を取りやめ、再開するかは明らかにしていなかった。昨年4月に五神真総長が就任し、新たな執行部で話しあった結果、「合格者にとってみれば、掲示版での発表は記念になる喜ばしいこと。工夫すれば掲示を(再開)できる」(南風原朝和理事・副学長)という判断に至ったという。ウェブサイトや電子郵便(レタックス)による発表は継続する。

掲示場所は本郷キャンパスの正門から安田講堂に続く道沿いにある「法文2号館」の前。以前の掲示場所より安田講堂に近くなる。安全確保のために掲示場所に職員を配置するほか、「胴上げ禁止エリア」を設ける方向で検討している。