福島復興へ「偏見なくして」 放射線教育の必要性訴え 福島高校スーパーサイエンス部

LINEで送る

発表する福島高校スーパーサイエンス部員

発表する福島高校スーパーサイエンス部員

 福島県立福島高校スーパーサイエンス部の生徒4人が10月26日、パシフィコ横浜で横浜市の高校生や小池百合子東京都知事ら首都圏の首長に、福島の現状や復興の課題を発表し、意見交換した。(文・写真 野村麻里子)

 意見交換は、首都圏の知事や政令市の市長で構成する会議に先駆けて行われた。生徒らは、部が2014年に国内外の高校の協力を得て行った調査で「福島県内、県外、ヨーロッパの個人外部被ばく線量は、ほぼ同等だった」と報告。それにもかかわらず続く、農作物への偏見や観光客減少などの現状を発表し、「福島県内だけで解決できる問題ではない。偏見をなくすために(全国で)放射線教育を取り入れるべき」と訴えた。

 横浜市内の高校生からは「同世代の人たちからの言葉は響く」との声が上がった。「有名人を起用して、SNSで福島の魅力を発信するのはどうか」との提案に、部長の鈴木太朗君(2年)は「仕事になり、本心ではなくなる。興味を持って実際に来ていただいた方が、見て、聞いて、食べて、何を感じたかを、良いところも悪いところも含めて発信してもらいたい」と話した。

(高校生新聞オンライン2016年10月28日更新)

【スーパーサイエンスハイスクール】

LINEで送る