水谷選手(リオ五輪卓球男子個人銅メダル)ら、子どもたちにエール

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子どもたちを前に熱く語る水谷隼選手(9月19日、上野公園)

 2020年の東京開催に向け、五輪とパラリンピックを若者に知ってもらうイベント「東京2020オリンピック・パラリンピック教育フェスティバル」(東京都教育委員会など主催)が9月19日、東京・上野公園などで開催された。卓球・水谷隼選手らリオデジャネイロ大会のメダリストたちが登場し、小中高生1250人に向けてエールを送った。
(野村麻里子)

 リオ五輪卓球男子個人で銅メダル、団体で銀メダルを獲得した水谷選手や同団体銀メダリストの吉村真晴選手らが大会を振り返った。

プレーが走馬灯のように

 水谷選手は、日本初の個人銀メダル獲得に対し「最後に1本をとった瞬間は、今までの努力や自分のプレーが走馬灯のように駆け巡った」と明かした。ブラジルの選手との対戦が一番苦戦したという。「ブーイングのあおりを受けてサーブミスをしてしまった」と、観客から受ける影響を話した。

ラケットにこだわり

 卓球選手にとってラケットは相棒ともいえる存在。水谷選手は試合で使ったラケットを2年にわたり使い続けているという。「グリップが一つ一つ違い、自分に合うように削って調整している。あのラケット以外でプレーできないと思っている」

 吉村選手もラケットにはこだわっている。「3年くらい使っている。新しいものに変えて挑戦しても、感覚が全く違う。ずっと使っているから信じきれる」と話した。

全力で頑張れば結果が出る

 4年後の東京五輪に向けて、「さらに良い色のメダルを目指す」と決意を新たにする2人。吉村選手は小学生のころから「五輪に出たい」と考えていたという。「五輪出場はすごいことだと実際の舞台に立って(あらためて)感じた。それぞれが夢を持って、何らかの形で東京五輪に携わってほしい。全力で頑張れば結果がついてくる」と話した。

 水谷選手は「将来、一人でも多くの子どもが東京五輪を目指すアスリートになってくれたらいいなと思う。頑張ってほしい」と高校生ら若い世代にエールを送った。

五輪はみんなのもの
高校生記者 浦田夏明

 水谷選手、吉村選手のラケットへのこだわりを聞いた。スポーツは勝負や健康目的といったイメージを持っていたが、物を大事にすることも伝えてくれる。あらためてスポーツの素晴らしさを感じた。

 また、「五輪はアスリートだけのものではない、みんなのものなのだ」ということを学んだ。「参加しよう」という気持ちさえあれば、応援やボランティアスタッフなどさまざまな形で五輪に参加できる。その活動の幅は自分自身の努力次第で広げられると思った。

(高校生新聞 2016年10月号から)

 

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