文部科学省は8月31日、来年度の国立大学の学生受け入れ予定を発表した。5大学が学部新設を、6大学が学部改組を予定している。

横浜国立大学は50年ぶりの新設学部として都市科学部を開設する。文理に渡る4学科を設置。建築や都市基盤計画に加え、都市社会を構想するために必要な人文社会科学、自然環境などとのかかわりで生じる都市のリスクとの共生といった視点を通じ、都市を担う人材を育てる。

滋賀大学は日本初のデータサイエンス学部を新設する。企業や官公庁などでデータ分析のできる人材が求められていることを背景に、数理統計学や情報工学を基礎としたデータ分析力や、データを使った課題解決力を育てる。

ほかに東京海洋大学海洋資源環境学部、新潟大学創生学部、島根大学人間科学部が新設される。また山形、茨城、名古屋、神戸、高知、大分の6大学が既存学部の改組を計画している。