【国際科学五輪2016】生物学五輪で外山太郎君(宮崎西高)が「金」 、3人が「銀」 国別では5位

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国際生物学オリンピックの日本代表

日本代表の高校生。左から外山君、中桐君、一人おいて保呂君、村上さん。中央は、浅島誠・国際生物学オリンピック日本委員会委員長(国際生物学オリンピック日本委員会提供)

 世界の高校生らが生物学の問題で競う「第27回国際生物学オリンピック」が7月17日から23日までベトナムで開かれた。外山太郎君(宮崎県立宮崎西高校2年)が金メダルに輝いたほか、日本の3人が銀メダルをとり、日本代表の高校生全員がメダルを獲得した。日本代表が金メダルをとるのは4年連続。

世界68カ国・地域から参加

 国際生物学オリンピックは毎年開かれ、20歳未満の大学などの教育を受けていない生徒が理論・実験問題に挑む。参加者の才能を開花させると共に、生物学好きの生徒同士の国際交流を深めるのが狙い。日本は2005年から代表派遣を始めた。今大会では68カ国・地域の263人が参加し、金メダルが参加者の上位約1割(今回は26人)に、銀メダルが約2割(同51人)に、銅メダルが約3割(同74人)に贈られた。

金1人、銀3人

 大会公式サイトによると、金メダルの外山君は総合得点で8位に入った。外山君は代表に選ばれた時に「中学1年生の時から生物学オリンピックに参加し、4回目にしてようやく日本代表の切符を手に入れることができました。国際大会では、試験で良い成績を目指すのはもちろんのこと、大会を満喫できるようにしたいと思います」と抱負を述べていた。

 銀メダルを獲得した3人の順位は、保呂有珠暉君(兵庫・灘高校1年)が30位、中桐悠一郎君(北海道・立命館慶祥高校2年)が31位、村上侑里夏さん(東京・桜蔭高校3年)34位だった。3人は銀メダルの中でも上位に入った。国別の順位は公式発表されないが、国際生物学オリンピック日本委員会の集計によると、日本代表は5位に入ったという。1位はシンガポール、2位は中国、3位は台湾、4位は米国だったという。

2020年には長崎で開催

 日本代表の4人は、昨夏、3433人が参加して開かれた国内大会などで選抜され、大学教員らによる特別教育を受けてきた。

 国際生物学オリンピックは2020年には長崎県で開かれる。日本での開催は、09年の筑波大会に続き2度目となる。

受賞者のコメント

外山太郎君(宮崎県立宮崎西高校2年)

僕は中1の頃からJBO(日本生物学オリンピック)に挑戦してきました。今回はJBO本選4回目、代表選抜試験3回目にして代表になることができました。IBO(国際生物学オリンピック)では体調に恵まれませんでしたが、金メダルを取ることができて良かったです。また、多くの友だちを作ることもできました。

中桐悠一郎君(北海道・立命館慶祥高校2年)

多くの先生方からご指導やサポートをいただき、友人や家族らの励ましを受けて実現できた、IBO出場の夢。世界中に生物学好きの仲間がいることを実感し、充実した日々でした。この経験を将来に繋げていくよう、これからも努力します。ありがとうございました。

保呂有珠暉君(兵庫・灘高校1年)

IBOは一度しか参加出来ないため、私は金メダルを目指して努力してきました。しかし、銀メダルに終わった今、自分でも意外な程に後悔はありません。結果云々よりも自分の実力が世界レベルで評価されるという経験そのものが私にとって貴重だったから。

村上侑里夏さん(東京・桜蔭高校3年)

少しでも良い結果をと努力して参りましたが、緊張からか全力を出すのは難しく、自身の未熟さを感じました。各国選手との交流を含めた、この貴重な体験を今後に活かすべく、更なる努力を重ねたいと思います。

(高校生新聞オンライン2016年7月24日更新)

【科学五輪】

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