「どうなるセンター試験」緊急全国調査 高校は賛否二分

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政府の教育再生実行会議が提言し、文部科学省の審議会で検討が続く「達成度テスト」を、高校はどう受け止めているのか。高校生新聞は2013年11月に全国の高校にアンケートを実施。607校の回答を集計した。(グラフと文中の数値は、小数点以下を四捨五入しているので合計が合わない場合がある)

 
達成度テスト(発展)導入
「望ましくない」53%

 

「達成度テスト(発展)」の導入には、賛否が分かれた。 導入を望ましいと思うかという質問に、「そう思う」(「どちらかといえば―」を含む、以下同じ)と答えたのは46%。「そう思わない」(53%)が上回った。

今のセンター試験の問題を「良質」と考えているのは85%に上り、非常に評価が高い。一方、教科学力でなく思考力などを測る新たな試験を「導入すべきだ」という回答も60%あった。

高校在学中に複数回受験できることについては64%が肯定した。一方、いつ実施すべきかを複数回答で尋ねると、センター試験と同じ「高校3年1月」が51%、12月が28%で、7~11月を支持するのはそれぞれ2割程度に過ぎない。時期を早めての複数回実施に高校は慎重だ。

自由記述では、「センター試験を変える必要がない」「各大学の個別入試が問題」など、導入への疑問の声が目立った。「高校3年間が全て入試準備にならないように」とテスト実施の早期化を懸念する声もあった。「思考力、分析力がわかる問題に」という注文も寄せられた。

 

基礎テスト「実施したい」64%

「達成度テスト(基礎)」について「学習指導の改善に役立ちそう」と答えたのは63%、「導入されれば自校でも実施したい」は64%と、肯定的な高校が多かった。一方で、「既存の実力テストなどに加えて実施する意義が不明確」と疑問を呈する回答も46%あった。

実施希望の教科は、「国語・数学・英語」が30%、「地歴・公民・理科」を加えた6教科が47%。希望時期は、「高校2年後半」「高校3年前半」(共に52%)が多かった。

自由記述では、「全国共通の内容のため利用しやすい」という声がある半面、「学校の序列化につながる」「部活、行事に悪影響」といった反対意見も目立った。

※調査結果の詳細を希望する方は、高校生新聞編集部までお問い合わせください。

(高校生新聞 2013年12月号から)

 

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